上田市の上田城跡公園で6日、市内外の和太鼓団体が出演する「信州上田真田太鼓サミット」が開かれた。真田氏ゆかりの地で活動する3団体が演奏を披露。紅葉が見頃を迎えた公園は大勢の観光客が行き交い、迫力ある太鼓の演奏に足を止めて聞き入っていた。
同市の「信州上田真田陣太鼓保存会」と商工団体などでつくる「信州上田まつり実行委員会」が主催。同保存会のほか、同市の「信州真田六文銭太鼓保存会」、群馬県東吾妻町の「上州吾妻岩櫃(いわびつ)太鼓」の3団体、総勢約50人が演奏した。
各団体とも真田氏の歴史にちなんだ曲を披露。太鼓のばちを鉄砲に見立てたり、演奏中に観客へ菓子を配ったりする演出があり、観客は手拍子で盛り上げた。同市内の福祉作業所に通う舟山友和さん(34)は「いろいろな太鼓が聞けて良かった。また演奏を聞いてみたい」と満足そうだった。