軽井沢町発地の農産物直売所「軽井沢発地市庭(いちば)」は6日、プレオープンした4月からの来場者数が延べ20万人に達し、記念式典を現地で開いた。町が目標とした初年度の来場者数に早くも到達。関係者や節目の来場者がくす玉を割って祝った。
20万人目は東京都目黒区の主婦平井郷子さん(43)。県産リンゴや軽井沢産の生そばなどの記念品を受け取り、「おいしい野菜が何でも買える。すごく好きな所で、これからも来たい」と話した。藤巻進町長は「(発地市庭の)歩みが始まったのかなと思う。これからも頑張りたい」とあいさつした。
発地市庭は町が設置し、指定管理者のフードサービスシンワ(小海町)が運営。農業や観光の振興、農産物の生産から加工、販売まで一貫して手掛ける6次産業化の推進を目的に整備した。木造一部鉄筋コンクリート造り平屋で、倉庫などを含め延べ約2千平方メートル。6月にグランドオープンした。