高架化された「あいの風とやま鉄道上り線」のホームを見学する親子=富山駅

高架化された「あいの風とやま鉄道上り線」のホームを見学する親子=富山駅

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「富山駅親子えきなか教室」に40人 雪国独自の構造理解

北日本新聞(2016年11月7日)

 富山駅南北縦断交流推進事業「富山駅親子えきなか教室」が6日、富山駅周辺で開かれた。富山市内の親子20組40人が、市内電車と富山ライトレールの「南北接続」工事の現場や富山ライトレール車両基地を見学し、駅周辺の整備事業に理解を深めた。 

 富山駅では、地上にホームがある「あいの風とやま鉄道下り線(泊行き)」を高架化する工事が進められ、2018年度に完了する見通し。高架下で、市内電車と富山ライトレールをつなぐ「南北接続」の工事は19年度末に終える。接続後の一体的なまちづくりについて考えてもらおうと、富山市、県、富山駅周辺開発協同組合、富山ライトレール、スカイインテック、北日本新聞社でつくる富山駅南北縦断交流推進事業実行委員会が教室を企画した。

 富山駅周辺ツアーでは、県土木部都市計画課の高田淳司技師が、駅舎内に施された富山ならではの工夫を説明。高架化を終えたあいの風とやま鉄道上り線のホームと新幹線ホームの間の壁をなくし、天井や側面にガラスの窓を設けることで明るく開放的な空間をつくり出していることや、ホームの壁3方面を取り囲んで雪が入りにくくする雪国ならではの構造を紹介した。親子は真剣に聞いていた。

 ライトレールに乗りながら行われたクイズ大会では、親子で協力しながら答えを考えるなどして楽しんだ。富山市堀川南小学校5年の女子児童は「ライトレールの車両の下に潜るなど、普段できない体験ができて楽しかった」と話した。

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