磐越西線鉄道施設群の早出川橋梁。SLの撮影スポットにもなっている

磐越西線鉄道施設群の早出川橋梁。SLの撮影スポットにもなっている

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鉄路支え続け土木遺産に 磐越西線鉄道施設群など

新潟日報(2016年11月9日)

 土木学会(東京)は8日までに、五泉市、阿賀町から福島県にまたがる「磐越西線鉄道施設群」と、十日町市の「信濃川千手水力発電所施設群」を2016年度の「選奨土木遺産」に選んだ。どちらも、戦前から県内外の鉄道輸送を支えた貴重な歴史遺産として高く評価した。

 「土木遺産」は歴史的な土木構造物の顕彰や保存を目的に2000年度に始まった。土木学会によると、県内ではこれまで萬代橋や長生橋など計10カ所が認定され、今回と合わせ12カ所になる。

 磐越西線鉄道施設群は、磐越西線の開設時に建造された橋やトンネル、駅舎など関連施設の11カ所。本県に4カ所、福島県に7カ所ある。

 県内の4カ所は早出川橋梁(きょうりょう)(五泉市)、深戸橋梁(阿賀町)、徳沢橋梁(同)、平瀬トンネル(同)。いずれも1910(明治43)年から14(大正3)年に造られ、現在も使われている。SLばんえつ物語号の運行時は、写真愛好家の撮影スポットにもなっている。

 信濃川千手水力発電所施設群は、取水ダムや水路トンネル、調整池などの5施設で構成する。31(昭和6)年から54(昭和29)年に建てられ、現在はJR東日本が管理する。供給する電力は山手線など首都圏の鉄道運行や、県内の上越線などで使われている。

 土木学会は磐越西線鉄道施設群について「明治、大正期の多様な施設を有する。東日本大震災の時にはライフラインとしても機能した」と論評し、信濃川千手水力発電所施設群は「鉄道網の電化を目的として建造され、現在も鉄道輸送を支えている」と60年以上の稼働を高く評価した。

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