野沢菜の出来具合を確かめる酒井さん(右)ら

野沢菜の出来具合を確かめる酒井さん(右)ら

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品質自信、長野・小田切の野沢菜 19・20日に収穫ツアー

信濃毎日新聞(2016年11月12日)

 長野市小田切地区の農家12人でつくるNPO法人「小田切オアシス」は19、20日、地区内の小野平に整備した畑で野沢菜採りツアーを開く。遊休農地活用の取り組みで6年目。今年は新たに市民菜園にする耕作放棄地約20アールのうち、先行して整備した7アールで1・5〜2トンを栽培している。品質は昨年より良いという。

 標高約千メートルにある畑は、約30年前はキャベツ畑だったが高齢化などで耕作されずに荒れ、草木がこんもりと生い茂った状態だった。野沢菜は9月初旬に種をまき、青々とした葉が70〜80センチ程度に育った。

 長年耕作放棄地だったことから、どれだけ農産物が育つかを調べる実験的な試みだったが、「特に今年は生育が良く、今までにない最高のものができた」と同NPO理事長の酒井昌之さん(78)=長野市塩生乙。「毎朝霜が降りるようになり、軟らかい。満足してもらえるのではないか」と太鼓判を押す。

 予約制で、自分で収穫する場合は1キロ50円、収穫済みを買う場合は4キロ400円。会場では、酒井さんが捕らえたイノシシの肉を使った汁を振る舞うほか、地元で採れたキャベツや白菜といった農産物も販売する。両日とも午前9時半〜午後3時。予約、問い合わせは小田切地区住民自治協議会(電話026・229・1511)へ。

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