竜東あんぽ柿研究会が発売した新商品「駒ケ根あんぽ柿橙蜜」

竜東あんぽ柿研究会が発売した新商品「駒ケ根あんぽ柿橙蜜」

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「駒ケ根あんぽ柿」発売 量産態勢強化、贈答用も用意

信濃毎日新聞(2016年11月12日)

 駒ケ根市中沢、東伊那両地区の柿農家らでつくる「竜東あんぽ柿研究会」は、地元産の渋柿「平核無(ひらたねなし)」を使った干し柿の一種「あんぽ柿」を、「駒ケ根あんぽ柿」のブランド名で新たに発売した。昨年の天候不順を教訓に、専用の乾燥機を導入。一定の品質を維持して製造期間を短縮し、量産態勢を強化した。家庭向けに加えて贈答用も用意した。今後は販路を広げ、地域の新たな特産品化を目指す。

 あんぽ柿は普通の干し柿より水分を残し、しっとりした口当たりが特徴。平核無は甘みが強く、種がなく食べやすいことから選んだ。「駒ケ根あんぽ柿」は贈答用を「橙蜜(とうみつ)」と名付け、200グラム以上の大玉(乾燥前)を丸ごと一つ包装。400円(税込み)で販売する。家庭向けは、やや小ぶりの2〜3個を入れた1パックが500円(同)。市内の直売所などで扱う。

 天竜川東側の中沢、東伊那両地区は農地の荒廃が課題で2008年、上伊那農協(伊那市)とも連携し、あんぽ柿の加工・販売を通じた活性化に着手。約6ヘクタールに平核無を植えて栽培し、順調に収量を伸ばしてきたが、昨年は高温多雨で多くの果実にかびが発生した。このため乾燥機を導入し、これまで硫黄薫蒸や天日干しなどで約50日かかった製造工程が1週間ほどに短縮され、品質も安定した。

 研究会の木下重夫会長(65)は、11日に市役所で開いた新商品の発表会で「行政や農協、商工業とも連携し、あんぽ柿を中心に大きな地域おこしの輪を作っていきたい」と展望を語った。

 昨年開発し、平核無をスライスして乾燥させた「ほし柿ちっぷす」もリニューアルして販売中。今後、クリームチーズ入りのあんぽ柿や一般的な干し柿も店頭に並べる予定。問い合わせは竜東あんぽ柿研究会(電話0265・81・8770)へ。

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