奥越の絵画愛好家による作品展(福井新聞社後援)が、大野市元町のアトリエくのりで開かれている。約20人が自由なテーマで描いた水彩画や油彩画などの小品28点が並んでいる。29日まで。
同市の水彩画同好会と勝山市の勝山美術クラブのメンバーが、互いに交流を深め技を高めようと合同で出品した。
六呂師高原や黒谷観音(大野市)を描いた風景画、ブドウやカキの静物画など多彩で、筆のタッチや色合いにそれぞれの個性が発揮されている。木村三惠子さんの「秋の気配」は、稲を刈り取った後の水田と青空のコントラストが鮮やか。古川百合子さんの「大きいね」は、浜辺に打ち寄せる波を細かく描写し、海を見つめる子どもを効果的に配置した。