新たに製作した黒塀が並ぶJR村上駅前=村上市田端町

新たに製作した黒塀が並ぶJR村上駅前=村上市田端町

新潟県 村上・胎内 鉄道

町屋の風情玄関にも 村上駅前 黒塗り、板張りの車止め

新潟日報(2016年11月17日)

 村上市中心部に黒塀を設置し、古い町並みを再生する市民グループ「チーム黒塀プロジェクト」と、村上小の児童が共同で、JR村上駅前に黒い板張りの車止めフェンスを六つ設置した。城下町の玄関口が重厚で趣のある姿に生まれ変わり、観光客を出迎えている。

 村上駅は、2005年に駅舎をレトロな外観に改修したほか、駅舎周辺に木製の時計台や花壇を整備してきた。しかし駅前のフェンスは鉄製のままで歴史ある町並みの景観を損ねていた。今回、村上駅がチーム黒塀に協力を求め、実現した。浅井誠駅長は「フェンスが傷み、取り換えを検討していた。せっかくなら町並みに合わせようと協力をお願いした」と語る。

 同市小町を中心に黒塀設置に取り組んできたチーム黒塀にとって、"ホームグラウンド"を飛び出しての活動は初めての試み。協力に当たっては、子どもたちに郷土の景観に興味を持ってもらおうと、児童にも参加を呼び掛けた。チームの中心メンバー吉川真嗣さん(52)は「市民の手で地元のためにできることがあると子どもたちに感じてもらいたい」と期待する。

 作業は主に10月23日に村上小の2~6年生11人が行った。児童らは約1時間かけて、約1メートルの板張りの車止めにコールタールを丹念に塗り重ねた。6年女生徒(12)は「駅前の風情が増したと思う。駅前の景観から村上の良さが伝わればうれしい」と汗をぬぐった。

 吉川真嗣さんは「チーム黒塀のメンバーは高齢化が進んでいる。これを機に小中高校生にも活動を広げていきたい」と話している。

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