魚津市のカニかご漁船３隻が１９日、魚津港でベニズワイガニ計４・２トンを水揚げし、１２月からの最盛期に向け漁を本格化させている。

　魚津はカニかご漁発祥の地。１７日に出漁した船が富山湾周辺での漁を終えて帰港し、次々と水揚げした。港には氷を載せたカニのケースが並んだ。

　港の魚津漁協水産物荷さばき施設「魚津おさかなランド」で競りに掛けられた。大きさや身が詰まっているなど「極上　高志の紅（あか）ガニ」のブランド規格を満たしたタグ付きのカニが２匹で８５００円で取り引きされ、市場は活気づいた。

　同漁協によると、９月の漁解禁からの漁獲量は例年並みという。