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来年の「大河」主人公 井伊直虎との縁PRへ「旗揚げ」

信濃毎日新聞(2016年11月23日)

 来年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」放送を前に、主人公の井伊直虎とゆかりある下伊那郡高森町が22日夜、大河ドラマを通じた観光誘致を本格化させようと、旗揚げ式を町役場で開いた=写真。8月から町内の各種団体や事業者を集め、ロゴマークやのぼり旗を作って準備をしてきた。今後、県内外からの受け入れに備え、さらに活動を活発化させる考えだ。

 直虎は戦国時代に遠江(静岡県西部)を治めた女性領主。いいなずけだったという井伊直親(幼名・亀之丞(かめのじょう))が9歳から約10年間、高森町の松源寺で過ごした縁がある。

 この日は約30人が参加。今月から来年5月上旬までに、中京圏を中心に約250台の観光ツアーバスが町を訪れる見通しとの説明があり、ガイドの養成を進めることを確認。飯田下伊那地方特産「市田柿」や不動滝など町の魅力を伝えるパンフレットが今後完成することも紹介された。

 参加者は、「女城主のいいなずけ亀之丞ここで育つ」などと書かれたのぼり旗を持ち、観光誘致を進めていくことを誓い合った。町産業課の中塚英幸課長は「地域の人たちと協力し、アイデアを出していきたい」と話していた。

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