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先人絵師の魅力一挙に 県こども歴文館、12月11日まで

福井新聞(2016年11月23日)

 江戸時代に親しまれた浮世絵や絵草紙の世界を紹介する特別展「江戸時代の絵本と浮世絵~先人たちの笑いと楽しみ~」が、福井市の県立こども歴史文化館で開かれている。福井の先人絵師が描いた浮世絵や、当時読まれていた絵草紙など485点が展示されている。12月11日まで。

 岩佐又兵衛ら江戸時代などの福井ゆかりの絵師を紹介している。菱川師福(もろよし)が得意とした福井城下の祭礼が題材の「馬威(うまおどし)図」など、多彩な浮世絵が並ぶ。

 福井城下の絵馬師、夢楽洞万司(まんし)が描いた夢楽洞絵馬の復元版も展示されている。このほか複数の冊子をとじ合わせる形式の「合巻(ごうかん)」など絵草紙462点を展示。同館によると一挙にこれだけの数の絵草紙が展示されるのは珍しいという。

 期間中の土、日曜日には、大人のための歴史教室やペーパークラフト教室を開く。

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