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ネコ館長も喜ぶ?「ねこ展」 喬木・椋鳩十記念館

信濃毎日新聞(2016年11月25日)

 飯田市上郷飯沼のイラストレーター北原志乃さんが手掛けた猫が題材の作品約25点を集めた「ねこ展」が、下伊那郡喬木村の椋鳩十記念館で12月11日まで開かれている=写真。ドールハウス風のフィギュアなど猫好きの人は思わず顔がほころぶ作品が並ぶ。

 フィギュアは、駅弁を楽しむ列車内や深夜の食堂など猫が人のように振る舞っている世界をそれぞれ小さな木箱に収めて表現。食堂では猫がすしを食べたり、料理を給仕したり。とっくりを空けて気持ちよさそうな表情まで細かく作り込んでいる。猫の素材は樹脂粘土だ。

 4月から椋鳩十記念館の「ネコ館長」を務めている「ムクニャン」のイラストなども展示。自宅で2匹の猫を飼う北原さんは「猫のかわいさを再認識してほしい」と話している。

 ねこ展は、12月3日に村福祉センターで開く「第29回椋鳩十夕やけ祭」に合わせた企画。今年1月にムクニャンが同館に迷い込んで保護されたこともあってテーマを猫に絞って開いた。月曜休館。

 夕やけ祭では椋鳩十さんの孫の児童文学者久保田里花さん(鹿児島市)が「わたしのアルムおじいさん」と題して記念講演する。午後3時から。入場無料。

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