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上越妙高駅から妙高へ スキーバスを毎日運行 成田直行も

新潟日報(2016年11月25日)

 妙高市赤倉温泉エリアを訪れる外国人スキー客向けのバス便が今冬、充実する。12月に成田空港とえちごトキめき鉄道妙高高原駅前を結ぶシャトルバスが運行を始めるほか、上越妙高駅と市内のスキー場を結ぶバスは今冬は毎日運行する。市内の各スキー場を結ぶ路線も新設され、増加する外国人スキー客をバスの運行で"おもてなし"する。

 赤倉を訪れる外国人客は年々増加しており、オーストラリア人が多い。成田空港から入国して北陸新幹線で長野駅に下車、さらに乗り換えて妙高高原駅まで来る人がほとんどだという。

 「重い荷物を持って電車を乗り継ぐのを負担に感じる外国人客は少なくない」と、上越市中郷区の旅行業MKKの社長(63)が成田空港-妙高高原間のシャトルバス運行を初めて企画した。毎日1往復、片道1万1500円で所要時間は約6時間。MKK経営の貸し切りバス会社「プリムローズ」(同)に運行を委託する。
 
 英文の予約サイトは英国出身で妙高市在住のグラフィックデザイナー、デイビッド・ボルウェルさん(37)が制作。問い合わせに英語で対応する「ヘルプデスク」も担当する。

 プリムローズは妙高高原駅と赤倉、池の平、杉の原の各スキー場を結ぶローカルバスも運行。午前8時~午後0時半と午後3時~9時に30分間隔で走る。各スキー場が共同運行する既存の巡回バスに加え、利便性向上を図る。

 一連のバス運行のため、プリムローズは妙高高原駅前にある長野県のバス会社所有の営業所を取得、シャトルバスとローカルバスの乗り換え拠点とする。シャトルバス、ローカルバスとも運行は12月22日~3月10日。

 MKKは赤倉などから上越の飲食店や長野県の観光地を結ぶツアーバスも始める予定で、MKKの社長は「2次交通がよくなれば、外国人観光客の間で妙高の評判が高まりさらなる誘客につながる。来季は羽田空港-妙高高原駅間のシャトルバスも走らせたい」と話す。

 また頸南バス(妙高市)は、昨シーズンは曜日や期間を限定して運行した上越妙高駅と市内の各スキー場を結ぶバスを12月23日~3月20日、毎日3往復運行予定で、外国人を含むスキー客に対応する。

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