今月末で今シーズンの営業を終える立山黒部アルペンルートの室堂周辺は26日、最後の週末を迎え、約1200人のスキーヤーやスノーボーダーらが一足早い白銀の世界を楽しんだ。
この日の室堂(標高2450メートル)は積雪45センチで最低気温は氷点下9・5度。雲一つない青空の下、立山連峰がくっきりと見渡せた。
前日の吹雪でパウダースノーが積もり、スキーヤーらは気持ち良さそうに斜面を滑り降りていた。長野市から訪れた会社員、高倉健一さん(45)は「大自然の中で滑ってみたかった。雪質が良くて最高」と笑顔を見せた。
同ルートの営業は30日まで。来年4月16日、再び全線開通する予定。