安達教授(右奥)の解説で受賞作を鑑賞する来場者=県高岡文化ホール

安達教授(右奥)の解説で受賞作を鑑賞する来場者=県高岡文化ホール

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越中アートフェスタ・高岡巡回展が開幕

北日本新聞(2016年11月27日)

 「美の祭典 越中アートフェスタ2016」の高岡巡回展が26日、県高岡文化ホールで始まり、作者の内面を映し出した絵画や独自に編み出した技法を取り入れた立体造形など入賞作品34点が並んでいる。講評会では受賞作家が自作への思いを語る場面もあり、会場は美術ファンの熱気に包まれた。12月1日まで。入場無料。

 アートフェスタはジャンルの垣根を取り払った美術公募展。11回目の今回は平面、立体の2部門に436点が寄せられ、第一線で活躍する作家らが審査した。会場にはファンが次々と来場し、豊かな発想と高い技術に裏打ちされた秀作を見て回った。

 講評会では、審査員を務めた富山大芸術文化学部の安達博文教授が作品を解説した。平面部門で大賞に輝いた藤木圭さん(立山町出身、京都市在住)の日本画「狭(きょう)」の前では「鋭い観察眼で、モチーフのタコの特徴をしっかり捉えている。タコの胴体を画面からはみ出すぐらい大きく描くなど、ダイナミックな構図も良かった」と評価した。

 今後の創作に役立てようと受賞者も訪れた。布で覆った円すい状の立体造形で優秀賞に選ばれた旭晃子さん(高岡市)は「行動を起こす大切さを伝えたいと思い、鑑賞者が作品の中に入れるようにした」と明かすと、安達教授は「考え方がいい。もっと大きくて迫力があれば、さらに上位の賞も狙えた」と述べた。

 来場した同市あわら町の今村鐵男さん(79)は「解説を聞き、色や構図などさまざまな視点で作品が見られるようになった」と話した。

 開場時間は午前10時~午後6時。講評会は毎日午後2時から行われる。県と県芸術文化協会、県美術連合会主催、県文化振興財団と北日本新聞社共催。

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