協力してクリスマスツリーを仕上げる伊藤社長(右)と山田代表=家具工房チボリ

協力してクリスマスツリーを仕上げる伊藤社長(右)と山田代表=家具工房チボリ

富山県 砺波・南砺・五箇山 その他

異業種コラボでクリスマスツリー 南砺のデザイン会社と家具工房

北日本新聞(2016年11月27日)

 南砺市クリエイタープラザ桜クリエ(同市立野原東・城端)内のデザイン会社、サンデーワークス(伊藤和毅社長)と、同市在房(福光)の家具工房チボリ(山田真由代表)が、デザイン性の高いクリスマスツリーを共同で完成させた。市が桜クリエを整備し、クリエーターと既存産業の連携による産業振興を目指す中、その第1弾として制作。両社は、新たな感性と職人の手仕事のコラボレーションの象徴になることを願っている。 

 企業広告などグラフィックデザインを幅広く手掛ける伊藤社長(42)と、木製家具職人の山田代表(36)は5年前に知り合い、協力して仕事をしようと夢を語り合ってきた。市がデザイン・ものづくりの担い手の活動拠点として4月に桜クリエを完成させ、伊藤社長が入居したことをきっかけに本格的に準備を進め、10月にツリーを作り始めた。

 過度な装飾ではなく素材やデザインで、見る人の心を温かくすることがテーマ。発光ダイオードの電球を仕掛けた木の枠を重ね合わせシンプルなツリーに仕上げた。高さ2メートル10センチで伊藤社長がデザインし、山田代表が製造した。

 今後、市役所福野庁舎に設置される予定。2人は「異なる業種が出合うと面白いものができる。南砺でそういった動きが広がるきっかけになればうれしい」と話している。

 ツリーは大きさや素材などの希望に応じ受注生産する。問い合わせはチボリ、電話080(3045)3953。

えきねっと びゅう国内ツアー

砺波・南砺・五箇山 ニュース