地域の特産や産業について学ぶ「めざせ! 富山県子ども観光大使」事業が27日、富山市のCiC5階いきいきKANで行われた。県内の小学生や幼児15人がJR西日本社員から北陸新幹線の魅力について学んだ。
体験を通じて地元の良さを実感し、発信できるように育ってほしいと、小学校教師らでつくる県子ども観光大使実行委員会が一昨年から県内各地で開催し、12回目。
JR西日本の沢谷英毅富山駅長のほか運転士や乗務員ら5人がスライドを使って北陸新幹線の特徴を紹介。昔の新幹線車両との違いや、空気抵抗を減らすため「曲げガラス」が使われていることなどを伝えた。石川県白山市にある車両基地「白山総合車両所」で行う点検や清掃の様子を動画で紹介したほか、日常の安全確認に役立ててもらおうと、運転士が行う左右の指さし確認も実演した。
子どもたちは、点検の頻度やグランクラス車両の内装、乗客数の多い期間について熱心に質問。最高速度や車両の長さを問う検定問題に取り組んだ後、北陸新幹線の魅力を伝える動画の撮影に臨んだ。沢谷駅長から観光大使の認定証を受け取り、うれしそうな表情を浮かべていた。