完成した新しいカヤの保管庫

完成した新しいカヤの保管庫

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合掌家屋の屋根材・カヤの保管庫完成 相倉集落

北日本新聞(2016年11月29日)

 南砺市平地域の世界文化遺産、相倉合掌造り集落に、合掌家屋の屋根の素材となるカヤの保管庫が完成し、竣工(しゅんこう)式が28日、同所で行われた。

 これまで保管に使っていた集落内の空き施設や合掌家屋の空き家は、通気性が悪かったり文化体験など観光への活用が進んでいたりするため、保管場所が足りなくなり、新たな保管庫の建設を7月から進めていた。

 新しい保管庫は木造平屋建て297平方メートル。工事費が約4200万円。直径20センチのカヤの束3千個を保管できる。1997年建設のものと合わせ、保管庫は2棟となった。

 式には関係者ら40人が参加。山崎博司相倉区長が「保管庫は集落になくてはならず、完成してうれしい」とあいさつし、県砺波農林振興センターの森松亮所長と田中幹夫市長が祝辞を述べた。

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