越前がにミュージアム1番の人気を誇る「かに漁チャレンジ」=7月

越前がにミュージアム1番の人気を誇る「かに漁チャレンジ」=7月

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越前がにミュージアムの客足好調 漁シミュレーターが人気

福井新聞(2016年11月30日)

 7月にリニューアルオープンした越前がにミュージアム(福井県越前町厨)が11月20日、来場者2万人を達成した。平年の年間来場者数がおよそ同数の2万人で、4カ月での突破となった。越前がに漁解禁で町を訪れる観光客も増えており、さらなる来場者数の増加と越前がにPRへの期待がかかる。

 同ミュージアムは2000年に開館。老朽化と漁業の担い手育成推進のため、昨年9月に改修工事が始まった。7月にオープンし、夏休み1カ月あまりで来場者数1万人を突破した。

 好調を支える目玉は、新たに導入された体験型アトラクション。1番人気は、カニ漁のシミュレーター「かに漁チャレンジ」。漁船を操舵して漁場を進み、網を投入するまでの一連の作業をゲーム感覚で体験できる。部屋には海の映像が360度投影され、漁船に乗っているような気分を味わえる。

 地元の漁師に監修してもらうほどリアルさにこだわったため、操舵の難しさがキーポイント。子どもより大人が夢中になることも多く「船の運転がこんなに難しいなんて」「波のうねりがリアルでわくわくした」と好奇心をかき立てている。

 山口渉館長(37)によると、これまでにはなかった体験型アトラクションを取り入れたことで、「また来たい」とリピーターで訪れる人が増えたという。

 新設された研究室も来年2月以降に本格稼働する。カニの幼生から稚ガニまでを段階的に展示するなど学習要素の強い見どころが加わり、施設としての深みを増す。

 一方で、集客にはまだまだ課題も見える。同ミュージアムは、年間約70万人が訪れる道の駅「越前」に隣接。道の駅での食事や入浴、土産物の購入など好調だというが、その勢いをまだまだ取り込めていない。

 町観光連盟の菅原辰彦局長は「有料施設というハードルがあるため、客足は簡単には伸びないが、道の駅利用者に渡す独自の割引券を作るなど、施設同士の連携が欠かせないだろう」とみる。

 山口館長は「食の面で関心の高い越前がにを、生態の面でも知ってもらえるよう広くPRしていきたい」と話していた。

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