真田信之の位牌の両脇に立つ奥寺さん(右)と今井さん

真田信之の位牌の両脇に立つ奥寺さん(右)と今井さん

長野県 上田・小諸 祭り・催し

信之の位牌、父と「再会」 上田の真田神社で神事

信濃毎日新聞(2016年12月3日)

 上田市の上田城跡公園内にある真田神社で2日、同市ゆかりの戦国武将で初代松代藩主の真田信之の位牌(いはい)と、同神社に祭られている信之の父・昌幸が「再会」する「真田信之公父子再会の神事」が執り行われた。位牌は同市下武石の正念(しょうねん)寺で昨年2月に見つかり、現在は同市立博物館に展示されている。同寺の住職が同神社に提案し、宗教の枠を超えて約30人が参列した。

 同神社には昌幸のほか信之と弟の信繁(幸村)も合祀(ごうし)されている。位牌の表面には真田家の家紋「六文銭」、裏面には信之の名が刻まれている。位牌は博物館から神社の鳥居まで歩く「お練り」をしながら、同寺住職の奥寺浩司さん(38)が運び、その後に神社の神職が昌幸らが合祀されている本殿に安置し、「再会」となった。

 奥寺さんは「神社と催しをするのは初めてだが、せっかく位牌が見つかったので会わせてあげたかった」。同神社宮司の今井正昭さん(89)は「再会したのは良いこと。今後も正念寺さんと一緒にイベントを開けたら」と話していた。

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