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東北信のスキー場、相次ぎオープン 誘客へ多様な企画

信濃毎日新聞(2016年12月3日)

 下高井郡山ノ内町の志賀高原など東北信地方のスキー場が3日、相次いで今季の営業を始める。雪不足でゲレンデの一部の滑走に限られるが、それぞれが獲得を目指す顧客層に狙いを定め、無料のリフト券や宿泊プランなどの企画を打ち出して誘客を図る。

 志賀高原焼額山スキー場は敷地内の志賀高原プリンスホテル南館、一部ゴンドラの開業30周年を記念し、開業当時のスキーブームを経験した客を呼び込む構想。来年4月1日までの1年間に50歳を迎える客は同伴者と一緒に1泊無料(1日5室、平日限定)で南館に宿泊できる。同じ条件で30歳と、これからスキーを始める世代の20歳の客に、1日リフト券を無料で贈る。20歳は平日限定。

 このところの雨と気温の上昇で今季の営業開始の最終判断を遅らせていた開業35周年のエコーバレースキー場(小県郡長和町)は2日、予定通り3日に始めると発表。来年4月1日までの1年間に35歳を迎える客を対象に土日限定で1日リフト券(4千円)を半額にする。さらに19歳は無料、20歳は800円引きにして、若者を誘客する。

 八千穂高原スキー場(南佐久郡佐久穂町)は、小学生以下を対象に1日リフト券(2600円)を千円に値下げ。平日は60歳以上のシニアデーやメンズ、レディースデーなどを設け、幅広い世代にリフト券を割安に販売する。

 県観光機構(長野市)によると、1日現在で営業している県内のスキー場は、雪不足の影響で全80カ所余のうち1割程度にとどまる。長野地方気象台によると、今冬の降雪量はほぼ平年並みで、5日ごろから冬型の気圧配置が強まる見込み。

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