竹灯籠が境内を照らす「安曇野神竹灯」=2日午後5時31分、安曇野市穂高の穂高神社

竹灯籠が境内を照らす「安曇野神竹灯」=2日午後5時31分、安曇野市穂高の穂高神社

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竹筒の明かり、心も温かく 穂高神社「安曇野神竹灯」

信濃毎日新聞(2016年12月3日)

 竹筒に入れたろうそくをともす「安曇野神竹灯(かみあかり)」が2日、安曇野市穂高の穂高神社で始まった。約8千本の竹筒の温かな光が境内や参道を照らし、訪れた観光客が幻想的な光景を楽しんだ。4日まで。

 市内の宿泊施設でつくる「安曇野で暮らすように泊まる実行委員会」が、大分県竹田市で開かれている同様のイベントを参考に2011年に始めた。毎年同市で使った竹筒を譲り受けて利用。今年はより多くの団体を巻き込もうと、市や観光協会などとつくる実行委員会主催とした。

 この日は観光客らが午後4時ごろから、ライターなどを使って竹筒の中のろうそくに火を付けていった。辺りが暗くなるにつれて、竹筒の明かりが境内で浮かび上がった。観光客らが「きれい」と感嘆しながら写真に収めたり、歩き回って眺めたりしていた。

 長野市の竹内美智代さん(78)は「こんなに数があるとは思わなかった。だんだんと光が浮かび上がってくる様子が幻想的」と話していた。

 点灯は午後4〜8時。雨や雪の場合は中止。4日には安曇野市商工会青年部などが主催する神前結婚式がある。

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