桐井主任学芸員(左)の解説を聞き、水を題材にした作品を鑑賞する来場者たち=県水墨美術館

桐井主任学芸員(左)の解説を聞き、水を題材にした作品を鑑賞する来場者たち=県水墨美術館

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水テーマの墨画表現を紹介 県水墨美術館

北日本新聞(2016年12月3日)

 水を題材にした多彩な絵画の魅力と、創作の楽しさを伝える「あつまれ墨画アーティスト 水を描く・水で描く」展が2日、県水墨美術館で開幕した。日本の美術史を彩った作家たちの秀作と、子どもたちが描いた作品をそろえ、墨表現の可能性を紹介する。来年1月22日まで。

 会場には、著名作家の33点と、子どもたちが海や川の中をイメージして描いた36点が並ぶ。8月の児童向けワークショップに参加した児童の作品で、パンリアル美術協会員の画家、鈴木敬三さん(愛知)が講師を務めた。自らも出品している。

 初日は、企画展を担当した桐井昇子主任学芸員が解説。滝をモチーフにした千住博さんの「ウォーターフォール」の前では「画面の上から絵の具を流して描いた。重力の赴くまま、画面の中に実際に絵の具の滝を作ったと言える」と紹介した。ワークショップに参加した富山市藤ノ木小学校2年の西田七虹(ななこ)さんも自作の前でマイクを握り「思い切って描きました」と話した。

 開会式では、車谷市朗県生活環境文化部次長があいさつ。蒲地北日本新聞社事業局長、福村文治富山テレビ放送取締役事業局長、山本實県水墨美術館友の会副会長、浅地豊同美術館長が加わり、テープカットした。

 17日午後2時から鈴木さんがギャラリートークする。県水墨美術館、同美術館友の会、富山テレビ放送、北日本新聞社主催。

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