レトルトの古代米粥(手前左)ときび粥(同右)。スタッフが持つ茶わんの中は梅干しを添えた古代米粥

レトルトの古代米粥(手前左)ときび粥(同右)。スタッフが持つ茶わんの中は梅干しを添えた古代米粥

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古代米とキビで「おかゆ」商品化 魚津の住民グループ

北日本新聞(2016年12月5日)

 魚津市の住民グループ小菅沼・ヤギの杜(もり)(金森喜保代表)は小菅沼地区で栽培した古代米とキビのおかゆを商品化した。古代米は地区名物の稲作アートでヤギを描いた黒米や赤米を使った。濃厚な味で、特産品にして地区活性化を目指す。

 商品は「古代米粥(がゆ)」と「きび粥」の2種類で、古代米とキビをそれぞれ小菅沼産コシヒカリと混ぜ合わせてレトルトパックのおかゆにした。

 ヤギの杜は中山間地活性化のため2010年から古代米を棚田に児童と植えてヤギの絵を描いている。収穫後は販売している。健康志向で古代米の人気が高まってきたことから、食べやすいおかゆを作って新商品にしようと、県新川農林振興センターの指導を受けて試作を重ねた。

 古代米粥、きび粥とも250グラム入りで税込み230円。魚津市の海の駅・蜃気楼(しんきろう)や、取引のある富山市内の農産物直売所で販売している。初年度は各400パック生産し、売れ行きを見ながら増産を考える。ヤギの杜は「食べて健康になってもらい、長く売れる商品を目指したい」としている。

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