富山発第4便利用者向けのクーポン券を紹介するチラシ

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「全日空」最終便てこ入れ 県がクーポン配布

北日本新聞(2016年12月6日)

■富山空港と県総合体育センターで使える1500円分

 県議会11月定例会は5日、本会議を再開し、瘧師富士夫、藤田良久、永森直人、鹿熊正一(自民)、笠井和広(県民クラブ)の5氏が一般質問した。全日空富山-東京(羽田)便の中で、搭乗率の低い富山発第4便(最終便)のてこ入れ策として、県は7日から、同便の乗客に対し、富山空港と県総合体育センターで使える1500円分のクーポン券をプレゼントする。石井隆一知事が鹿熊氏の質問に答えた。

 1日6往復だった東京便は、北陸新幹線の影響で需要が落ち込み、今春から1日4往復に減便された。本年度上期(4~9月)の搭乗率は71・2%で、前年同期より4・1ポイントアップしたものの、富山発第1、4便の搭乗率は60%台にとどまっている。

 県は来年2月末まで、富山発第4便の利用者に対し、空港内の飲食・物販店や、隣接する体育センター内のプールやサウナなどで使用できるクーポン券を配る。

 富山発第1便を使って東京ディズニーランドに行く旅行者の一部には、千円分のクオカードを贈呈する。

■来年3月に沖縄チャーター便2往復
 答弁では、来年3月に沖縄チャーター便が2往復することも明らかにした。7月に5往復した際は、平均搭乗率が81%とまずまずの実績だったことから、再び運航することが決まった。

 瘧師氏は、富山空港内の飲食・物販店の売り上げ状況を質問した。新田一郎知事政策局長は、本年度上期の売上額が前年同期比17%減と説明した。

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