酉の置物作りに励む(左から)谷口さん、均さん、由佳さん=砺波市福山

酉の置物作りに励む(左から)谷口さん、均さん、由佳さん=砺波市福山

富山県 砺波・南砺・五箇山 特産

砺波でとりの置物制作最盛期

北日本新聞(2016年12月7日)

 新年に向け、150年近い歴史のある砺波市福山の越中三助焼窯元で、来年の干支(えと)・酉(とり)の置物作りが最盛期を迎えている。

 4代目窯元の谷口三明さん(78)が、長女の夫の均さん(56)、孫の由佳さん(31)と共に、天に向かって鳴き声を上げる鶏や愛らしい表情を見せる親子の鶏などを制作。顔や尾といった細部はへらで整え、三助焼特有の淡い緑色を醸し出す釉薬(ゆうやく)を筆で塗る作業を進めている。

 10日ごろから順番に窯に入れ、下旬までに100個を焼き上げる。毎年楽しみにしているファンは多く、県内各地から購入に訪れる。谷口さんは「朝の訪れを高らかに鳴く鶏を飾り、明るい年を迎えてほしい」と話した。

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