今年の大会で真剣な表情でかるたの札を取り合う子どもたち=1月17日、高岡市ふくおか総合文化センター

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万葉かるた ギネス挑戦

北日本新聞(2016年12月7日)

 大伴家持生誕1300年の節目に、越中万葉かるたでギネスに挑戦-。高岡古城ライオンズクラブ(LC、中山安治会長)は、来年1月15日に高岡市で開く「第38回越中万葉かるた大会」で参加者1300人を募り、「同時にかるたを行う最多人数」のギネス世界記録を目指す。中山会長は「万葉かるたに親しむことで、高岡がいかに美しい町なのかを知り、古里を誇りに思ってほしい」と話している。
 越中万葉かるたは、遊びを通して郷土への愛着心を育もうと、同LCや市教育委員会などが1979年に制作。万葉集全20巻から、大伴家持が詠んだ歌を中心に、高岡や射水、氷見など「万葉のふるさと」にゆかりのある和歌100首を選んだ。

 大会は同LCが毎年開き、例年市内を中心とした小中学生ら700~800人が出場。万葉かるたの経験者や児童生徒の保護者らを対象にオープン参加枠も設け、2009年の第30回大会では約1200人が一緒に札を取り合った。

 家持が来年、数えで生誕1300年を迎えることとLC国際協会の設立100周年を記念し、今回新たに「同時にかるたを行う最多人数」というカテゴリーの設置を申請した。世界一を目指して万葉の文化が息づく高岡を世界に発信する。

 6日は、中山会長ら同LCのメンバー3人が北日本新聞高岡支社を訪れ、ポスターを手に大会をPRした。中山会長は「かるたを取る音が一斉に響き、緊張感のある素晴らしい大会になると思う」と期待した。 (高岡支社編集部・瀬戸もえぎ)



 会場は、高岡市福岡町大滝の市ふくおか総合文化センター。参加者には記念品を贈る。問い合わせは同LC事務局、電話0766(21)7079。

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