青々と育った源助かぶ菜を収穫するツアー客

青々と育った源助かぶ菜を収穫するツアー客

長野県 伊那路 アウトドア・レジャー 特産

源助かぶ菜、採って漬けて 豊丘でツアー客受け入れ

信濃毎日新聞(2016年12月7日)

 県の「信州の伝統野菜」に認定されている飯田下伊那地方特産の「源助かぶ菜」の収穫、漬け込み体験の受け入れを、下伊那郡豊丘村のNPO法人「だいち」が始めている。源助かぶ菜を扱ったツアー客の受け入れは今シーズンが初めて。6日午前は、中京圏から観光バスのツアー客2組40人ほどが訪れ、青々とした葉などの収穫を楽しんだ。

 源助かぶ菜は愛知から伝わり、昭和初期に普及した。現在、県の伝承地栽培認定を受けているのは、豊丘村と同郡泰阜村。県下伊那地方事務所農政課によると、年間の生産量は少なくとも両村で約6トンという。

 漬物は霜に当たって柔らかくなり、甘みが出た葉と茎を、しょうゆと砂糖、酢を混ぜた調味液に漬け込んで作る。程よい甘みと独特の風味が特徴で、飯伊地方の「冬のお茶の友」だ。地元の家庭では、切らずに重しを載せて作る長期保存が可能な「本漬け」が一般的という。

 ツアー客はこの日、数センチほどの長さに切って調味液をもみ込む「切り漬け」を豊丘村交流センターだいちで体験。同村神稲の畑で膝丈ほどに育った源助かぶ菜を抜いた後、材料をビニールに入れて丁寧にもみ、完成品の試食もした。

 漬物作りが趣味という愛知県西尾市の本間ひろみさん(68)は種子も購入。「来年は自分でまいたもので作るのが楽しみ」と話していた。

 ツアーは12月下旬までで、千人ほどを見込んでいる。同NPO法人によると、種をまく9月に雨が多かった影響で不作気味。毎年受け付けている個人客の収穫などの予約は既に締め切っている。

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