大勢の観光客らでにぎわう真田宝物館の特別企画展「戦国の絆」=6月、長野市

大勢の観光客らでにぎわう真田宝物館の特別企画展「戦国の絆」=6月、長野市

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松代「真田大博覧会」来場60万人超 11・12日に閉幕イベント

信濃毎日新聞(2016年12月8日)

 長野市松代地区で開いているNHK大河ドラマ「真田丸」ゆかりの地をPRする「体感!!戦国の絆信州松代真田大博覧会2016」が12日、閉幕する。会場の真田宝物館、真田邸(国史跡)、文武学校(同)の来場者数は1月17日の開幕以来、延べ60万人を超えた。前年同期比2・5倍で、博覧会実行委事務局の長野市は予想を上回る数字としている。11、12日に地区内で閉幕イベントを開く。

 博覧会の来場者数は11月末現在、62万2401人。内訳は真田宝物館が23万4371人、真田邸21万2844人、文武学校17万5186人だった。放送初期の2、3月のほか、例年落ち込む6月の伸びが目立った。月別では10月の8万8千人余が最も多く、5月の7万7千人余が続いた=グラフ。1日当たりの来場者数は、春の大型連休中だった5月4日の6961人が最多だった。

 真田丸では海津城(松代城)が登場。ゆかりの地としても紹介された。真田宝物館は真田家ゆかりの品々を並べた特別企画展を開催。真田邸はドラマで使われた衣装や小道具を展示し、文武学校とともに茶道や弓道などの体験プログラムを充実させた。

 閉幕イベントは11日午前10時から。真田公園では、松代甲冑(かっちゅう)隊が登場し、真田勝鬨(かちどき)太鼓が演奏。特産の長芋をはじめ地物野菜を販売する。11時に、豚汁ととろろ飯を振る舞い、11時半から住民組織「エコール・ド・まつしろ倶楽部」の「踊りま専科」が、「真田節」や「霧の川中島」を踊る。

 真田邸では午後1時、クラシック音楽を楽しむ催し「松代DEclassic」の閉幕特別クラシックコンサートがあり、長野市出身のクラリネットやファゴット奏者らが真田丸のテーマ曲などを披露する。文武学校では翌12日午後1時、オーボエとファゴットによる「松代DEclassicinフィナーレ」がある。市観光振興課は「最後まで盛り上げたい」としている。

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