産学官連携でクロモジ茶を商品化した藤岡社長(前列左)、江尻代表理事(同右)、西川社長(後列右)、藤井さん

産学官連携でクロモジ茶を商品化した藤岡社長(前列左)、江尻代表理事(同右)、西川社長(後列右)、藤井さん

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爽快な香りのクロモジ茶発売 産学官連携で商品化

北日本新聞(2016年12月9日)

 お茶製造・販売の藤岡園(射水市黒河・小杉、藤岡啓一社長)が8日、クスノキ科の落葉低木クロモジを加工したクロモジ茶「森はゆりかご」の販売を始めた。気分を爽快にする香りを楽しめる。

 県立大が産学官連携の橋渡し役を務め、森の暮らし研究所(南砺市利賀村上百瀬、江尻美佐子代表理事)が原料を提供し、TOPUバイオ研究所(富山市梅沢町、西川美宇社長)の射水研究所が成分分析などで協力。県新世紀産業機構が農商工連携ファンド事業として助成した。

 クロモジは樹皮にリナロールという成分を含み、枝を切ると爽やかな香りを放つ。数ミリの大きさに砕き、香り成分を逃がさないようにするのに苦心したという。3グラム入りティーパックを10個800円(消費税別)で販売する。

 この日は、藤岡園小杉本店に藤岡社長と江尻代表理事、西川社長と射水研究所の藤井美春さん、県立大地域連携センターの山田恵宣コーディネーターが集まり試飲した。藤岡社長は「若い女性層を意識し、商品名やパッケージを工夫した」と話した。同園の県内6店舗で買える。問い合わせは電話0766(56)0338。

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