国内外四つのデザイン賞を獲得したリゾート列車「雪月花」=上越市長浜

国内外四つのデザイン賞を獲得したリゾート列車「雪月花」=上越市長浜

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トキ鉄リゾート列車「雪月花」 国内外4デザイン賞受賞

新潟日報(2016年12月15日)

 えちごトキめき鉄道(上越市)が4月に運行を始めたリゾート列車「雪月花」が、国内外四つのデザイン賞を受賞した。見た目の美しさだけでなく、機能性や社会的意義などが多角的に評価され、関係者は「利用客のさらなる増加につながってほしい」と期待している。

 受賞したのは、SBID国際デザイン賞(英国国際デザイン協会主催)の公共デザイン部門最優秀賞、アジアデザイン賞(香港デザインセンター主催)の銀賞、ウッドデザイン賞(ウッドデザイン賞運営事務局主催)の奨励賞、グッドデザイン賞(日本デザイン振興会主催)の四つ。

 雪月花は山や海の沿線風景に映える朱色のボディーで、天井付近まで広がる大きな窓が特徴。ゆったりとした座席配置で、越後杉のテーブルや安田瓦の床材など地場の素材を活用している。設計デザインはイチバンセン(東京)が担当した。

 SBID国際デザイン賞の審査評では、大きな窓や地元素材の活用に言及し、「地域デザインの革新へ先頭を進んでいる」と称賛。アジアデザイン賞はアジアの美的感覚や文化を反映したデザインなどを評価した。

 ウッドデザイン賞は「空間をうまく使い、居心地の良いしつらえになっている」、グッドデザイン賞は「移動自体を楽しめて、時間短縮・利便性向上とは異なる価値を明示した」などと、それぞれたたえた。

 イチバンセンの川西康之社長は雪月花のデザインに当たり、本県の魅力発信や独自性などを模索したといい、「住民や関係者の皆さんが雪月花を誇りに思ってくれたらうれしい」と受賞を歓迎。トキめき鉄道の嶋津忠裕社長は「海外から評価してもらったことで、外国人の利用客も増えてほしい」と期待した。

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