大河ドラマ「真田丸」の最終回を前に、地元のシカの角を使ったかぶとを作る滝沢さん

大河ドラマ「真田丸」の最終回を前に、地元のシカの角を使ったかぶとを作る滝沢さん

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真田丸記念かぶと 麻績の男性が手作り

信濃毎日新聞(2016年12月17日)

 麻績村日の農業滝沢清美さん(87)が、NHK大河ドラマ「真田丸」の放映にちなみ、地元で捕獲されたニホンジカの角を使ってかぶとを手作りした。ドラマが始まった今年1月に一つを作り、18日の最終回を前に16日に二つ目が完成。「信州が誇る武将」(滝沢さん)が活躍する物語が放映された年に記念の品を―と、地元で農作物被害が問題になっているシカの駆除後の有効活用を兼ねて取り組んだ。

 若い頃に鍛冶屋の経験があり、手先の器用さを生かして40年ほど前から木彫りなどの工芸品作りを趣味にしているという滝沢さん。「真田丸」の放映を知り、昨年末から約1カ月かけて一つ目のかぶとを作った。

 かぶとの部品は、ヒバの木を旋盤で加工。接着剤やくぎでつなげ、人工漆を塗って真田氏の「赤備え」を表現した。飾りの「鍬形(くわがた)」の部分は、地元の猟友会員から譲り受けたシカの角を付け、額にはホオノキで作った真田氏の家紋「六文銭」をあしらった。

 二つ目は、今秋に友人から「シカの角を床の間に飾れるよう加工してほしい」と頼まれたのを機に11月末から製作。角を含めた高さ約70センチ、重さ約4キロのかぶとで、一つ目よりやや小さめに仕上げ、最終回直前に完成にこぎつけた。

 1月に完成したかぶとは自宅に飾り、今回完成した方は飾り台も作って12月下旬に友人に渡す。滝沢さんは「かぶとを見るたびにドラマを思い出したい」と話している。

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