上田市の上田駅前お城口広場で、赤や緑の発光ダイオード(LED)約10万個を使ったイルミネーションが始まった。色鮮やかな光が上田の夜を彩っている。
イルミネーションは、市や地元商店街振興組合などでつくる「信州上田灯(あか)りの祭典実行委員会」が主催。赤と緑の光が交互に点滅し、赤い光は上田市ゆかりの戦国武将・真田氏の甲冑(かっちゅう)「赤備え」、緑は上田の豊かな自然をイメージしている。玄関口のシンボルとなっている真田幸村(信繁)像も照らし出す。一角には、真田氏の家紋「六文銭」を地面に投影する仕掛けも設け、真田氏ゆかりの地を光で演出している。
実行委委員長の若林実さん(65)は「上田を感じる装飾で、観光客を迎えたい」と話す。イルミネーションは来年2月19日までの午後5〜10時に点灯する。