白馬村や小谷村で配られている「糸魚川シーフードシャトルバス」のPRチラシ

白馬村や小谷村で配られている「糸魚川シーフードシャトルバス」のPRチラシ

長野県 白馬・安曇野 アウトドア・レジャー

シャトルバス、予定通り運行へ 糸魚川―白馬・小谷

信濃毎日新聞(2016年12月29日)

 大火に遭った新潟県糸魚川市中心街と北安曇郡白馬村、小谷村を結ぶ観光バス「糸魚川シーフードシャトルバス」が、予定通り1月5日から運行することが28日、分かった。自粛も一時検討されたが、同市の実行委員会が運行を決断。両村の観光業者らも「多くのお客さんを送り込んで復興を応援したい」と歓迎している。

 同バスは、両村を訪れる外国人スキー客に糸魚川の海の幸を楽しんでもらおうと、今年1、2月に糸魚川青年会議所(JC)が初めて実施。片道1時間半で12回運行し、約100人が利用した。来年の運行は、JC会員にすし店、居酒屋といった飲食店も交えて実行委をつくり、利用者200人を目指していた。

 その準備中に起きたのが22日の大火。15の協力店のうち2店が被災し、残り13店も被災地の近くにあるため、「実施すべきかどうか悩んだ」と実行委委員長の山田卓矢さん(39)。だが、被災した店主から「糸魚川が元気になるためにも、ぜひ運行して」との声があり、予定通りの運行を決めたという。

 両村の関係者の間でも運行は厳しい―との見方が出ていただけに、白馬村でスキー場を運営する八方尾根開発の秋元秀樹企画営業部長は「運行は白馬の魅力向上になる。バスをPRして応援したい」。小谷村観光連盟の道村友晴事務局員(36)も「お客さんにバスを勧めて、糸魚川を応援したい」と話している。

今月のお得な国内ツアー びゅう

白馬・安曇野 ニュース