完成した白ワインをPRする小田切さん

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長野県 伊那路 特産

宮田「念願」紅白ワイン 特産赤ワインに続き「白」完成

信濃毎日新聞(2017年1月6日)

 宮田村や地元農家、酒造会社などでつくる村中央アルプス「山ぶどうの里」づくり推進会議は7日から、村内で栽培した白ワイン用ブドウ「ミュラートルガウ」で仕込んだワインを初めて一般販売する。将来的には、ヤマブドウと赤ワイン用ブドウの交配種「ヤマソービニオン」で造る村特産ワイン「紫輝(しき)」と紅白セットで売り出す考えだ。

 ミュラートルガウは、村内9戸でつくる「やまぶどう栽培組合」が2011年度に試験栽培を始め、現在は約100本が育っている。少量生産に対応する伊那市美篶の「伊那ワイン工房」に醸造を委託し、2年前から試飲会を開催してきた。

 本年度はブドウの木が成熟して収量が増え、前年度比約4倍の720ミリリットル瓶223本ができたため、うち143本を販売することになった。1本税込み1879円。村内六つの酒販店で扱う。

 5日夜は発表会があり、関係者約30人が村内の会場に集まった。乾杯すると「飲みやすい」「甘口の風味で女性にも受けそう」などと評判は上々。紫輝を醸造する村内のマルス信州蒸溜所(じょうりゅうじょ)の竹平考輝所長(52)は「香りと酸のバランスが良い。こくも感じられる」と講評した。

 村内で酒店を営む細田健一さん(65)は「今年は生産量が少ないから、買うなら早い者勝ちですよ」。栽培組合の小田切多聞組合長(72)は「念願だった赤と白のワインがそろってうれしい。宮田にますますワイン文化が定着するといい」と話した。

 推進会議によると、来年度は0・5トン、再来年度は1・1トンの収量を見込む。今秋までにはワインの名前やラベルデザインを決めたいという。

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