新酒の芳醇な香りが漂う酒蔵で醸造タンクのもろみをかき混ぜる蔵人=清都酒造場

新酒の芳醇な香りが漂う酒蔵で醸造タンクのもろみをかき混ぜる蔵人=清都酒造場

富山県 高岡・氷見・射水

新酒の仕込みが最盛期

北日本新聞(2017年1月6日)

 県内の酒造メーカーで、新酒の仕込みが最盛期を迎えている。二十四節気の「小寒」の5日、清酒「勝駒」の蔵元、清都酒造場(高岡市京町)では杜氏(とうじ)や蔵人(くらびと)が酒造りに精を出していた。

 小寒から節分までの寒中は酒造りに最適とされ、同酒造場では毎年、高級酒の大吟醸の仕込みに取り組んでいる。築120年以上の酒蔵には芳醇(ほうじゅん)な香りが漂い、大型の醸造タンクの中では乳白色の「もろみ」がふつふつと音を立てて発酵。蔵人は長いかい棒を使い、温度や発酵具合を均一にするため、丁寧にかき混ぜていた。

 清都康介社長(66)は「気温が高いので仕込みが難しいが、杜氏の経験で調整し、爽やかな酸味が特長の香りの良い酒に仕上がった」と話した。今年の新酒は、来週半ばごろから、大吟醸は3月から店頭に並び始める。

 この日の最低気温は富山、高岡(伏木)とも2・5度で、各地で3月上~下旬並みだった。ただ寒気の影響で日中は気温が上がらず、雪がちらつく所もあった。

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