旧客間に飾られた「団子の木」=関川村下関

旧客間に飾られた「団子の木」=関川村下関

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関川・渡辺邸 小正月飾り豊作を願う

新潟日報(2017年1月18日)

 関川村下関の国指定重要文化財「渡辺邸」で、旧客間に小正月飾り「団子の木」が飾られ、観光客の目を楽しませている。

 団子の木は枝先に紅白の団子を飾り、五穀豊穣(ほうじょう)や商売繁盛などを祈る縁起物。昔は各家で行われたが、最近は建築様式の変化で大きな柱がなく飾り付けられないことや、市販の飾りを購入するケースが多いという。

 ことしは村内の山から運んだミズキの枝が使われた。12、13日には職員11人が紅白の団子を手作りし、枝先に飾った。渡辺家の男性、女性がそれぞれ用いた2種類の家紋や、暖かい春を象徴するウグイスをかたどった手焼きせんべいなどもつるされた。

 渡辺邸保存会の井浦慎一郎事務局長(66)は「伝統にのっとった歴史ある飾りをぜひ見に来てほしい」と呼び掛けた。

 2月15日まで。午前9時~午後4時。入場料は一般600円、小中学生250円。

 問い合わせは渡辺邸、0254(64)1002。

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