長野市の善光寺に18日、カプセル玩具の販売機が登場した。国宝の本堂や山門などを再現した数センチほどの金属製の模型がおみくじと一緒に入っており、参拝客らが早速、運試しを楽しんでいた。
「善光寺探訪ガチャみくじ文化財編」と名付けられ、本堂前の授与品所入り口に設置された。1回500円で、100円硬貨を5枚入れてハンドルを回すと、取り出し口にカプセルが出てくる。
模型は6種類で、善光寺と書かれた「鳩(はと)字の額」、仁王門や鐘楼の他、中身は「秘密」で確率10分の1の「大当たり」がある。善光寺授与品部長の筒井秀〓さん(42)は「少し高いように感じるかもしれませんが、仕上がりにはこだわって、満足してもらえる中身になっています」と話す。
毎日参拝しているという長野市南石堂町の自営業竹内敏之さん(45)は早速試し、仁王門を出した。「全部そろえたい。楽しみが増えました」と満足そうだった。
(〓は、寛の目の右下に「、」)