大きなかまくらが幾つも並ぶ「レストランかまくら村」(信州いいやま観光局提供)

大きなかまくらが幾つも並ぶ「レストランかまくら村」(信州いいやま観光局提供)

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「かまくら村」応募過去最高 新幹線飯山駅開業の効果

信濃毎日新聞(2017年1月19日)

 飯山市外様地区の有志でつくる「かまくら応援隊」などは27日から2月28日まで、かまくらの中で鍋料理を味わう「レストランかまくら村」を今年も開く。近年、口コミで人気が広がり、北陸新幹線(長野経由)飯山駅開業の効果もあって応募者は増加。開催日を増やした本年度の予約はすでに過去最高の3千人を超えた。信州いいやま観光局(飯山市)は「雪国の文化に触れてほしい」とさらなる応募を期待している。

 かまくら村は、かまくら応援隊が同地区の「かまくらの里」の水田の上にかまくらを作り、地元産のキノコや野菜、市特産の「みゆきポーク」を使ったみそ味の「のろし鍋」と市産のコシヒカリを使った塩むすびを提供する。かまくらは約20基作る予定で、かまくらの近くで営業する食堂「レストランことぶき村」が鍋を準備する。

 かまくら内で鍋を食べる取り組みが始まったのは十数年前。それまでは信濃平観光協会が予約を受け付けていたが、2012年に会員減で解散。13年から信州いいやま観光局が受け付けを担当し、SNSでの発信などPRに力を入れてきた。

 12年までは参加者が千人を超えることはなかったが、13年度は1063人、14年度は1271人と増え、北陸新幹線(長野経由)飯山駅開業後初めての開催となった15年度は2223人に。これまでは金土日開催がメインで、それ以外の平日は予約人数が8人を超えないと開かなかったが、本年度からは平日も人数制限を設けずに予約を受け付けている。12日現在で3061人が予約。同局は「参加者と地元住民との交流が広がり、励みになっている。雪深い飯山の環境を楽しんでほしい」と話している。

 営業時間は土日曜が、昼は午前11時〜正午と午後1時〜同2時。夜は午後4時半〜同5時45分、午後6時半〜同7時45分。月、火、木、金の平日は昼が正午〜午後1時半、夜が午後5時半〜同7時。毎週水曜日は定休日。料金は昼が大人2500円、小学生1500円。夜は大人2700円、小学生1700円。問い合わせは同局(電話0269・62・3133)へ。

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