装いを新たにした会場で、県華道界をリードする作家の作品を鑑賞する愛好者=金沢市のめいてつ・エムザ8階催事場

装いを新たにした会場で、県華道界をリードする作家の作品を鑑賞する愛好者=金沢市のめいてつ・エムザ8階催事場

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装い一新、創造性競う 北國花展後期展始まる

北國新聞(2017年1月20日)

 第42回北國花展「伝統と現代」(北國新聞社主催、石川県いけ花文化協会協力)の後期展は19日、金沢市のめいてつ・エムザ8階催事場で始まった。装いを一新した会場では、県華道界をリードする作家が技と創造性を競う作品が来場者を迎えた。6流派による作品解説の時間を中心に、女性客らが途切れることなく訪れ、藩政期以来続く石川の華道文化の質の高さに目を見張った。
 1976(昭和51)年に始まった北國花展は、選ばれた県内の華道家だけが出品できる総合花展で、今年は15流派196人が出品した。後期では、日本の美意識に基づいた伝統様式花と作家の感性が表れた現代自由花、壁面に生けるレリーフ作の計91点が新たに生けられた。全期間展示される北國芸術賞受賞者大作、特別大作とともに、見る人に生け花の魅力を伝えた。

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