手の爪に三方五湖のマークを-。福井県若狭町の若狭三方五湖観光協会はこのほど、道の駅「三方五湖」のマークを取り入れた「三方五湖ネイル」を考案した。観光協会職員や道の駅スタッフがおそろいで施しており、「楽しみながら五湖の魅力を発信したい」と張り切っている。
漆を何層も塗り重ねる若狭塗から着想を得た。三方五湖を上から見た造形をデザインした月や星、丸の形をしたカラフルな道の駅マークのネイル専用シールを制作した。
道の駅のスタッフ浜頭奈央さん(24)がネイルを施しており、30~40分で完成させる。現在、職員や観光関係者の希望者13人が使用。釣り銭を渡した時などにお客さんから「かわいい」「おしゃれ」との声が上がり、評判は上々という。初ネイルに挑戦した男性職員も「名刺交換の時に食いついてもらえ、若狭塗の紹介もできる」と手応えを得ている。
今後、イベントなどで一般の人につけてもらうことも検討している。アオリイカや年縞(ねんこう)のしま模様の新デザインも考案中だ。浜頭さんは「派手すぎず地味すぎないデザインなので老若男女問わず楽しんでもらっている。今後さらに広がりを見せられれば」と話していた。