子どもらの前で液体酸素を使った実験をする向井校長(左)

子どもらの前で液体酸素を使った実験をする向井校長(左)

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「天神講」で面白科学実験 高岡・山町筋の天神様祭

北日本新聞(2017年1月23日)

 高岡市山町筋一帯の恒例行事「第16回山町筋の天神様祭」は22日、最終日を迎え、江戸時代の寺子屋で行われていた「天神講」を再現するイベントが同市小馬出町の市土蔵造りのまち資料館で開かれた。参加者はさまざまな実験を通し、理科に関する知識を身に付けた。

 山町筋には江戸中期から後期にかけ、少なくとも16の寺子屋が存在しており、毎年1月25日には「天神様」として親しまれる菅原道真の遺徳を伝える「天神講」を開いていた。再現イベントは10年ほど前から毎年開催している。

 高岡市平米小学校の向井康之校長が講師を務め、児童や保護者ら約50人を前に「大きすぎて、小さすぎて、見えないもの」と題して講演した。

 向井校長は直径130センチのバルーンを膨らませて地球に見立て、山の標高や海の深さが占める割合を解説。地球に存在する淡水の量も紹介し、「フィルムケース約1杯分で、人間が使える水はその80分の1しかない」と説明すると、会場から驚きの声が上がった。液体窒素でゴムボールや花を凍らせたり、青色の液体酸素を作ったりする実験もあった。

 同級生と初めて参加した平米小3年の開發(かいほつ)日向子さん(9)は「少し科学に興味が持てた」と笑顔を見せた。天神様祭は土蔵造りのある山町筋まちづくり協議会が毎年開いている。北日本新聞社共催。

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