諏訪6市町村でつくる諏訪地方観光連盟は23日、4月から展開する新たな観光キャンペーンの発表会を都内で開いた。テーマは神秘的な自然や歴史、文化を強調した「謎の国、諏訪の国」。諏訪エリア観光特使を務めるお笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾さん(諏訪市出身)らが、自らも登場するポスターや八ケ岳連峰や諏訪湖をイメージしたロゴマーク、高画質のプロモーションビデオ(PV)などを披露した。
藤森さんは、岡谷市・塩尻市境の高ボッチ高原から望む雲海を撮影したポスターを紹介し、「雲が諏訪湖に流れ込んでいくような風景がとてもきれい」とアピール。7年目に1度の御柱祭や諏訪湖の御神(おみ)渡りなど神秘的な文化や景観について語り、用意されたハチの子のつくだ煮を食べて独自の食文化もPRした。
PVでは、諏訪湖の風景や縄文遺跡、御柱祭の盛り上がりなどを幻想的な音楽とともに紹介。動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。秋から冬にかけての映像を加えた作品も制作中という。
同連盟は、特設サイトや観光パンフレットなどでイメージに沿った旅を提案する方針で、会長の金子ゆかり諏訪市長は「長期滞在型の観光やインバウンド(外国人誘客)につなげたい」と話した。