八角塔や車寄せ部分が塗装し直された旧開智学校校舎=24日、松本市

八角塔や車寄せ部分が塗装し直された旧開智学校校舎=24日、松本市

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旧開智学校校舎「お色直し」完了 松本の重文、鮮やかに

信濃毎日新聞(2017年1月25日)

 松本市開智の重要文化財、旧開智学校校舎で、昨年11月から市教委が実施していた八角塔など正面部分の塗装工事が終わった。建築時の塗料の色を記した「仕様帳」などを参考に定期的に塗り直しており、今回は2008年以来となる「お色直し」。1876(明治9)年の建築当時を思わせる鮮やかな外観を取り戻した。

 八角塔の周囲や、車寄せのバルコニーの柱は水色に塗装。肌色に塗られた天使の彫刻が囲む看板には「開智学校」の緑色の文字が映える。市教委は2017年度以降、側面の窓枠など残りの部分も順次塗り直す方針だ。

 市教委は04〜05年度、現存する建築当時の資料や明治期に子どもたちが写生した校舎の絵などを基に、校舎の大規模修理を実施。その後も「できる限り昔の姿のまま残す」方針で塗装などをしている。

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