高森町下市田の北部タクシーが、NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」の主人公、井伊直虎と同町のつながりを観光客や住民に知ってもらおうと、車体にステッカーを貼ってPRしている。直虎のいいなずけの直親(なおちか)(幼名・亀之丞(かめのじょう))は幼い頃、追っ手を逃れて、高森町の松源寺にかくまわれたとされる。同社は、運転手が乗客にドラマについて話すことによる「おもてなし」の効果にも期待している。
亀之丞が吹いたという、しの笛などをデザインした町公式ロゴマークのステッカー(縦横45センチ)と、「亀之丞ここで育つ」と書かれたステッカー(縦45センチ、横65センチ)を1台に計4枚貼っている。4〜9人乗りのタクシー10台が年内いっぱい走る予定。
村沢文彦社長は「大型バスによる観光ツアーとは違い、町をゆっくりと散策したいという客もいる」とタクシー観光をアピールしている。
問い合わせは同社(電話0265・35・2062)へ。