完成した「ホテルおぎ」=佐渡市小木町

完成した「ホテルおぎ」=佐渡市小木町

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小木にビジネスホテル 地区内最大規模 春にもオープン

新潟日報(2017年1月27日)

 佐渡市小木町にビジネスホテル「ホテルおぎ」が完成した。小木港から徒歩5分という立地の良さが売りで、地区内で最大規模となる47人が宿泊可能。早くて今春のオープンを予定する。小木港の玄関口に大きな宿泊拠点が完成したことで、地元では観光活性化に期待する声が高まっている。

 ホテルおぎは全国で介護事業などを展開する「ベストライフ」(東京都新宿区)が設立した。同社の社主、長井博実さんは小木地区の出身。「佐渡観光が低迷している中、故郷の活性化に役立ちたかった」と語る。

 ホテルは鉄筋コンクリート造りの3階建てで、延べ床面積は約1200平方メートル。洋室17部屋(シングル9部屋、ツイン8部屋)、和室6部屋(8畳2部屋、10畳4部屋)がある。料理は提供しない。

 佐渡観光協会南佐渡支部によると、小木地区には現在15軒のホテル、民宿が営業している。同支部は「これまで小木港から来島する観光客は小木地区を素通りし、他地区で宿泊する傾向があった。大きな宿泊拠点が完成したことで、小木地区の観光活性化に期待したい」と話す。

 21日は関係者約20人が出席し、落成式と内覧会が開かれた。ホテル内を見て回った参加者からは「港が近く、眺望が良い」「天井が高く、開放感がある」といった感想が聞かれた。

 長井さんは「港からアクセスも良く利便性が高い。1泊4千~5千円を想定しているので、観光客だけでなく佐渡の方にも宿泊していただきたい」と語った。

 ホテルについての問い合わせはベストライフ、03(5908)2020。

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