原木から生えるジャンボシイタケ「やひこ太郎」=1日、弥彦村

原木から生えるジャンボシイタケ「やひこ太郎」=1日、弥彦村

新潟県 燕・三条・弥彦 特産

弥彦特産ジャンボシイタケ 収穫真っ盛り

新潟日報(2017年2月2日)

 弥彦村特産のジャンボシイタケ「やひこ太郎」が、収穫期を迎えている。ビニールハウスでは、原木栽培ならではの肉厚で、実の締まったシイタケがにょきにょきと生えそろっている。

 やひこ太郎は、原木栽培で傘の直径が7センチ以上に成長したもの。生産する同村井田の第四生産組合によると、全国のシイタケ市場は9割以上が菌床栽培で、材木の運び出しなど手間のかかる原木栽培は希少という。

 同組合では毎年、長さ約1メートルに切りそろえたナラの原木1万5千本をビニールハウス内に並べ、5トンほどを生産する。原木1本は3年間使うが、菌を植え付けるのは初めの年だけ。2年目以降は原木全体に菌が行き渡り、菌を植え付けた箇所以外からも生えてくる。

 ビニールハウス内に暖房は入れない。日中と夜の寒暖差を作ることで、傘の部分が肉厚になるという。同組合の竹野勝行組合長(41)は「寒くなるのが遅かったが、今は順調に成長してきた。原木栽培ならではの歯応えと風味を味わってほしい」と話した。

 収穫は4月中旬まで。一部スーパーや同組合直売所などで、やひこ太郎や7センチ未満の「やひこ小太郎」を300~550円で販売している。贈答用は予約待ちという。問い合わせは同組合、0256(94)2662。

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