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松代やスキー場、観光客にPR 長野駅で10・11日

信濃毎日新聞(2017年2月3日)

 長野市と市内の事業者らでつくる「市の観光と物産展実行委員会」は10、11日、善光寺一帯を幻想的な明かりで彩る第14回長野灯明まつり(11〜19日)に合わせて、観光客に松代地区の魅力や戸隠と飯綱高原の両スキー場をPRする催しをJR長野駅で開く。新たに商品化された松代特産のアンズを使った「真田ハーブティー」のワークショップ(体験型講座)もある。

 真田ハーブティーは、東京・銀座でハーブ教室運営会社を経営し、植物療法士の資格を持つ川内美登子さんが考案し、昨年11月に商品化した。乾燥、粉砕したアンズの実を使い、甘酸っぱい味わいとお湯を注ぐと真っ赤な色が出るのが特徴。昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」で注目された戦国武将真田氏が甲冑(かっちゅう)を赤色で統一した「赤備え」になぞらえた。

 催しは両日とも午後4〜7時。ワークショップではハーブの調合の説明やハーブティーのいれ方を教わり、味わう。カモミールなど3種類のハーブを自由に調合して袋詰めにし、湯船に浮かべて香りを楽しむハーブバスパックづくりもある。両日の午後4、5、6時からの3回で、ハーブティーの販売もする。

 市は、従来捨てていたブドウの葉を使うなどハーブを活用した事業展開を検討しており、市産業政策課は「美容と健康などさまざまな可能性を秘めるハーブについて盛り上げていきたい」とする。

 催しでは他に、松代地区の観光親善大使「小松姫」と松代甲冑隊による寸劇、地区担当地域おこし協力隊の大島誠子さんの米製品や、アンズを使ったシロップ漬け、おこわの販売がある。両スキー場のリフト券などが当たるスポーツ吹き矢体験もできる。

 11、12日には市内のホテルJALシティ長野、ホテルメトロポリタン長野、ホテル国際21の朝食で市産の豆腐を使ったメニューや、市内七つの酒蔵の日本酒を提供する。JALシティ長野では食材も販売する。

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