新鮮なベニズワイガニを販売するイベント「魚津かにの陣」は5日、魚津市の海の駅・蜃気楼(しんきろう)で開かれた。魚津港で水揚げされた1万2千匹を販売し、大勢の人が旬の味覚を求めて訪れた。
カニ籠漁発祥の地魚津をPRしようと、市内の魚問屋など7業者でつくる魚津紅ズワイガニ普及推進協議会が毎年開いており、ことしで11回目。
場内に並んだ屋台にカニが積まれ、5匹入り1袋千円から1匹3千円で販売した。販売員の威勢のいい掛け声が響き、来場者は新鮮で割安なカニを買おうと次々と注文していた。
飲食コーナーでは、湯気が立ち上るカニ鍋に列ができ、家族連れらが「おいしい」と味わいながら体を温めた。カニご飯やカニシューマイ、カニ甲羅焼き、塩干物も販売された。
オープン前から大勢が並び、恒例の先着100人へのベニズワイガニのプレゼントは午前6時頃に定員に達した。午前8時の開場予定を約40分繰り上げた。