城の魅力を語る春風亭昇太さん(右)と中井教授

城の魅力を語る春風亭昇太さん(右)と中井教授

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松本城の魅力、トークで紹介 春風亭昇太さんら

信濃毎日新聞(2017年2月6日)

 松本市や信濃毎日新聞社などでつくる「国宝松本城を世界遺産に」推進実行委員会は5日、城巡りが好きで関連著書もある落語家の春風亭昇太さんらを招いたトークショーを、同市のまつもと市民芸術館で開いた。昇太さんの軽妙な話術で城に親しみを感じてもらい、活動への理解を広げようと企画。市民ら約1400人が楽しんだ。

 トークショーは、中近世の城郭を研究する滋賀県立大の中井均教授との対談形式。放送中のNHK大河ドラマで演じる戦国武将今川義元にちなむ衣装で登場した昇太さんは、出身地の静岡県内にある城跡から歴史への興味を広げていった経験を振り返った。

 天守だけでなく、地形を利用した堀や橋など守りの巧みさに、城の魅力を感じると強調。松本城も「特別すごい天守を持っている」とした上で、古い絵図に半円形の防御用施設「丸馬出し」が描かれていることを紹介し、「少し見方を変えると何倍も楽しめる」と呼び掛けた。

 中井教授は海外と日本の城を比較し、「城には民族性も現れる」と指摘。15世紀後半から16世紀初めごろ栄えたとされる松本市内の山城「林城跡」に触れ、「松本は安土城以前に石垣が造られた城もある貴重な地域」と話した。

 トークショーに先立ち、城の保全活動を続ける松本古城会の創立50周年を記念して、同会の支援で設立された古城太鼓が演奏を披露。世界で活躍する長野市の和太鼓奏者佐藤健作さんと協演した。

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